治療の目的は、痛みや腫れ、膿などの症状を軽減し、それを維持することです。
治療の方法は、患部の進行の程度や患者さんの希望により異なります。
治療方針は、主治医との話し合いで決まりますが、その選択肢には以下の治療法があります。
治療の方法は、患部の進行の程度や患者さんの希望により異なります。
治療方針は、主治医との話し合いで決まりますが、その選択肢には以下の治療法があります。
喫煙者や肥満の人は、化膿性汗腺炎にかかりやすく、また治りにくい、再発しやすいということが海外の研究で示されているので、禁煙・減量の指導も行われます。
また、膿が皮膚外に出ている場合は、その部位から感染することもあるので、感染を予防する治療も行われます。
患者さんが納得して満足できる治療を受けるためにも、主治医に率直な気持ちを伝え、十分に話し合いましょう。
小さなおできから始まるため、「そのうち治るだろう」と放置してしまったり、
病院の先生にわき・胸・お尻などを見せたくないという心理から受診が遅れ、
重症化してから受診する患者さんが少なくありません。
また、化膿性汗腺炎は、日本での患者さんの数が比較的少なく、
症状の現れ方も患者さんによってさまざまなため、
病院で診断されるまでに長い年月がかかってしまうこともあります。
早く治療を始めたほうが、その後の治療もスムーズに行われると考えられます。
受診の前に:医療機関を受診する前に、医師に伝えるべきことを前もって整理しておくと良いでしょう。
症状のために、日常生活で困っていることは?
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日本大学総合科学研究所 教授(研究所)照井 正 先生
国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 皮膚科部長 林 伸和 先生